新元号が決まり始めてのコラム発信になります 昭和から平成 平成から令和へ 
どんな未来になるのでしょうか
昭和はいざなぎ景気の産業時代 日本は皆が何かに向けて一生懸命走っていた時代だった
ように記憶しています
平成は走り抜けた時代でした 自分の廻り全てが変わり時間が急速に流れだし圧倒的にライフスタイルが激変した情報化時代でした
そして令和 これからの日本に必要な物 AI IOTが新たなビジネスモデルの結果を出す 超超高齢化社会の財源問題のひずみ 就労人口減の中での雇用確保 結婚しない時代の少子化対策等 世界中が注目してこの難題の解決を目指す日本が向かう方向 それがどんな未来になるのか毎日の変化を感じながら馴染んでいきたいと思います

先日駅近くに自宅兼賃貸経営をされている貸主様とお話させて頂いた時      
相続の事を最近考えるのよ、この財産どうやって分けようかと思って
息子と娘1人ずつで資産はこれ1つだからどうしようと思って
2人とも独身でこのままシングルで生きてくみたいだし生活の拠点は必要だしね
家賃を半分にするのはいいんだけど共有にすると何かを決める時に意見が分かれたら揉めるからね
必要な時には相談に行くから解決する方法考えておいてね

とのお話を聞いた時、今の時代には身近な問題である 
相続税対策ではなく正に争族対策ですね
資産を残す人がきちんと対策を講じていく 
1昔前と違って今は長男が家督相続をする時代では無いからこそ必要な終活です
この時代にあった解決策が家族信託です 
契約ですから残す人の意志を尊重した自由な契約を作る事が出来ます

このケースの場合には経営一切の権限を受託者として息子さんを指名 
相続財産となる家賃収入は半分ずつ相続させる遺言信託が最適です
日本では所有権絶対の民法がありますので2人に相続権を発生させると共有を避けられなくなります
信託は債権の為利益を取る権利を分割する事が可能となり扱いに多様性があります
今の法律で回避出来ない事情がある方こそ信託の活用を視野に入れておいてください
また 先日別な貸主様の所に訪問した際にはお久し振りにお会いしたのですが
私も80歳を過ぎていつ何が起きてもおかしくないからその時は息子を支えてやって下さいよ
とお言葉を頂き 
早いもので10年超えるお付き合いになりますものねぇと申し上げたら
20年超えてるよと 笑われてしまいましたが そんなに時間が経過したものかと
私も走り続けて生きてきたものだなぁと感慨深いお言葉でした