ある日一番信頼して一番頼りにしていた片腕の女性が会社内で倒れました
突然の出来事でした…

未だ42歳で綺麗で聡明でアグレッシブでした。

未だに前後の記憶が曖昧です
それくらい混乱して、泣きはらした経験でした

彼女は、いつも通りパソコンを操作していました
そろそろ会社の終了時間辺りでした

突然、頭が痛い、痛いと悲鳴をあげながら倒れ、意識を失いました

周りの男性社員が抱えながら病院に入り
診察を待っていた時間はどれくらいだったのか
長く待たされたようなイライラした時間でした

既に意識は無く尋常では無い状況を感じていました

やっと医師の説明があり
くも膜下出血である事
応急処置は施したが脳外科で手術する必要がある事
日赤医療センターに移送する手配を取った事を
説明されました

ほんの数時間前に普通に会話していた大事な人が今は深刻な状況に置かれ、今迄の日常から
どんどん遠ざかっていこうとしている現実

私の中に穴の空いた、数時間…数十時間が
未だに存在しています