コラム11月号

コロナ騒動で落ち着かない日々を送っていたらあっと言う間に冬の気配
そして年末まであと少し
何だかバタバタした一年で終わりそうです

先月は遺言書の見本を皆様にお見せ致しました
ご家族で話すきっかけになったお客様 ご自身で書く事を考えだしたお客様
それなりにいいきっかけになったようでお役に立てて何よりです

そこで今回はもう少し掘り下げた相続対策のお話しをしようと思います
以前にもコラムでご紹介した家族信託についてです
遺言書と信託は何が違うのか どういう方に何方が向いているのか ご説明します

遺言書は資産を渡す人が渡したい相手や渡したい財産を
自由に決める事が出来ますが効力は死後発生します
生前中の問題に対処できる対策にはならないのが遺言です

それに比べて信託契約の発生から直ぐに効力を発揮するのが信託で
生前中そして死後も継続可能です
信託とは契約です 自分の意向を信頼出来る人に託して財産管理を任す行為になります
超高齢化の日本で不動産を所有している方は此方が最適です

不動産の活用 賃貸経営 建物の維持等全て法律行為になります
心身共に健康でありたくとも老いは止まりません
 必ず機能の低下が目に見えてやってきます
そうなると法律行為は無効となり銀行取引 契約行為等は停止されてしまいます
 
その前に信託契約がなされていれば任された人が本人に代わって
法律行為を支障無く行う事が出来き
資産価値の低下や資産の凍結を回避する事が出来ます
日本では遺言がポピュラーですが欧米では信託が圧倒的に根付いています
家督相続が主流で認知症の問題がなかった日本では信託が
必要とされなかったのかも知れません
しかし今や時代も環境も何もかも違ってきました
 
長男に資産を譲るには適任で無かったり残される者の事が心配だったり
不動産を細かく分ける事が出来ない場合等利益を割合で分配できるのが
信託のメリットでもあります
資産の管理を適任だと思う者を指名し資産の活用や管理を任せ利益を
それぞれの家族に分配して貰うそんな自由な契約が出来るのが信託です
また一括して資産を譲るのではなく毎月決まった金額を送金して
死後も継続して資産管理をして貰う事も可能です

不動産を物件毎に遺言で譲ろうとしても
不動産管理なんて難しい事は出来ない
借金したり高額な修理費を負担したりする事が怖い 等
貰う側が拒否するケースもあります

そんな場合も適任と思われる人に信託財産の管理を任せて利益だけを
渡す事を委任しておけば財産を分割する必要もなく
その都度煩わしい費用の確認を取り付けたりする必要がなくなり
スムーズな資産の管理が出来る訳です

契約の形はその家族それぞれの実情にあった物を作成していきますので
若干の打ち合わせや時間を要します
遺言の内容を盛り込む遺言信託も作成可能です
信託には監督人を指名する事が出来ますので任された
受託者も監督人に相談しながら進めていく事が出来ますので
法律に詳しくなくても大丈夫です

遺言書と言う1つだけの方法から 遺言書と信託契約
と言う2つの選択を考えて
自分の思いと実情に適した選択をして頂けたら
納得と安心何方も手に入る事となるでしょう
不動産資産をお持ちの皆様には資産を預けていく家族の将来の為にも
一度ご検討頂けたらと思います

知識それもプロ並みの知識を持たないと資産を切り売りして
どんどん無くす時代になりました
また想像を超える相続税の支払い期限に迫られ
キャッシュを持つプロにたたき売りのような安値で
売るしかないような事のないよう今のこの時間を有意義に
使って売らないで済む対策に取り組んで下さい

売るしかないような事のないよう今のこの時間を有意義に使って売らないで済む対策に取り組んで下さい